2020年6月の記事一覧 | ひびのあしあと

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カルラとアルキメデス

・ファンタジー
・人類が減少し、獣人が支配する世界
・カルラは数少ない人類の生き残り。なにかと色眼鏡で見られる。
・アルキメデスはフクロウの獣人。獣人の中でもフクロウは賢いとされるが、同時になにかと蔑視される。

pattern01)未来。かつて人類が開発したシステムを修理するため、アルキメデスは僻地で隠れるように暮らしている人類を訪ねる。そこで出会ったのがカルラだが、人類だからといってシステムがわかるわけではない、人類をここまで追いやったのはそちらなのになにを都合のいいことを、と一蹴。
システムが動かなければ世界は危機に瀕する。目的を果たすため、アルキメデスは奮闘する。

pattern02)現代。カルラは市役所に勤めている。しかし人類は被差別種族であり、多の種族からは特定種族雇用法対策と見られ、不当な扱いを受けている。
そこへ新採用されたアルキメデスが配属となる。本来夜行性の種族であるアルキメデスも昼は役に立たないと偏見を持たれるが、カルラを初め、能力を正当に評価してくれる人たちに囲まれ、すこしずつ力を身につけていく。

pattern03)過去。アルキメデスの育った里では呪いやたたりなどが信じられている。十になるくらいのころ、不作による飢饉に見舞われ、妹を失った。儀式のための生け贄に選ばれたためだが、フクロウの獣人である一家に対する嫌がらせだろうとアルキメデスは疑っている。里に対して不審を抱き、成長すると里を出たい一心で旅に出た。
ひょんなことからカルラと出会い、身の上話をすると、生け贄の迷信に反応を示される。忌むべき根拠のない風習であると非難するカルラと、同意はするも里を恨む気持ちが強く助けたくないアルキメデス。
里は再び飢餓にあえぐ。


これ最後のやつ獣人である必要ないな。