音量の話 | ひとりあるき

音量の話

こんにちは! あなたのとりこ、あなたもとりこ、白鳥です。
毎度おなじみご無沙汰しております。なんというか、tweetでは綴りきれないことを書くためのブログになってる気がするな。

さて、冒頭の四コマ。

昨年末から手芸熱が上がっておりまして、最近ではモチーフつなぎのショートショールを編みました。子どものころからなにかしら「作る」ことが好きで、手芸も身近なそれのひとつでした。だから今、編みもの教室などへ習いに行かなくても、本や動画などを参考にすればなんとなく編むことはできてしまいます。
そう、動画などを参考にすれば。
先の四コマはそのなかで出会った動画があまりにも残念で、もう書かずにはいられなくなったものです。

こういってはなんですが、手芸関係のYouTube動画、全体的に音量が控えめです。でもわかるんですよ、だって手芸と動画制作ですよ。畑が違いすぎるんですよ。
画質も音質もきれいで見やすい動画を作っている人がすごいのであって、ふつうはそんなもんなんですよ。
なのでふだんは20で使用しているパソコンの音量を、おおむね40くらいにして見ることが多いです。

動画制作っていうと、オープニングを華やかにするとか、テロップを工夫するとか、そんなことを考えません? 実際、視覚的に凝った動画はとても多いです。でもクオリティを左右するのはもっと手前で、けれど見落とされがちなところ。

声を録る。これがネック。

映像については、デジカメがなくてもスマホやタブレットで十分なものを撮影できます。三脚などがあればなおよしですね。
音声も、デジカメ・スマホ・タブレットのマイクでいい。

って思う?

撮影機材付属のマイクは音をなんでも拾います。風の音、車の音、人の足音、動物の鳴き声‥‥なんでも拾います。室内であっても、いすを引く音、ドアを開け閉めする音、コップを置く音、氷がコップを叩く音‥‥ぜんぶ拾います。そしてそれらは、人の声より断然きれいに大きく録音されます。
じゃあどうしたらいいか?

マイクです。ピンマイクでももちろんいい。それからボイスレコーダー。

ボイスレコーダーはスマホでもいいです。とはいえ、動画制作を一人で行っている場合、一台しかないスマホで撮影するから別録音はできない‥‥ということもあるかもしれません。そういうときは‥‥諦めてボイスレコーダーを買いましょう。
逆に言えば、スマホが二台あれば、あるいはスマホを持つ人が複数人いれば、撮影と録音を別々に行うことができます。

そしてマイクは、百円均一でも購入できます。ピンマイクもあります。ピンマイクとスマホを繋ぐケーブルも百円均一で買えます。
いいか悪いかは置いといて、いやあまあ‥‥すごい時代になったよね!

そして映像と音声を合体させるのに編集ソフトが必要になります。
まあここにも問題はあるんですよ。映像と音声を同期するのは難しい。無料ソフトではわたしは見つけられませんでした。だからタイムラインを最大限に拡大して、波形を合わせて‥‥ということをするわけですが、ぴったり合わせられるほど細かい調整ができない場合もあるわけで。
そうすると有料ソフトになってしまうんですね。

マイクにレコーダーに編集ソフト。
そんなん買うお金があったら生地・糸・毛糸買うわ! ってのが手芸人だと思う。
それはめっちゃわかるし、正直それでいいと思う。

幸か不幸か、手芸動画のだいたいが音量40くらいで見ることができるんです。つまり、他ジャンルに行かなければそんなには不都合はないんですね。まあ40っていうのも普段よりちょっと大きめくらいですし。たまにCMでびびるくらい。
問題は、声はめちゃんこ小さいのに音楽・効果音が爆音になっている動画です。

編集するに当たって、まずは普段の音量で声が聞こえるか試してみてほしい。たいていの動画編集ソフトで、音量だけを大きくする機能は備わっていると思います。十分ではないだろうけど、まず大きくしましょう。
アップロードする前には、できあがった動画を最初から最後まで音量を変えずに見てみましょう。フリーの音楽・効果音を、調整せずにそのまま使うと、爆音になる可能性があります。しぼろう。


そんで‥‥そんで、これね。

twitte‥‥Xでちょいちょい流れてくる日本共産党の議員さん・候補者さんの動画。聞いてみるといいこと言ってるのに、音量上げないとマジで聞こえない。
もったいないとかそういうレベルじゃない。

動画を作るっていう発想はすごくいいんですよ。見栄えのする動画が流れてきたらうっかり見ちゃう人、多いと思う。YouTubeのショート動画とかInstagramのリール動画もそうじゃない? どんどん流れてくるのをどんどん見ちゃう。
もちろん「あ、政治の話か」で敬遠しちゃう人もいるとは思う。でも音が小さくて聞こえないってそれ以前の問題なんですよ。聞こえない。いいや、次へ行こう。そうなる。
というかショート動画やリール動画でそれを見るために音量大きくする人っているかな‥‥面倒というのもあるけど、次に移ったとき爆音になるのが困る。
ここを適切に調整すれば、見てくれる人は増えると思うんですよね。見てくれる人が増えたら、賛同してくれる人、支持してくれる人も増えると思うんですよ。だって言ってることはめちゃくちゃ正しいんだもの。

「使う言葉が難しい」という指摘もよく聞かれるのが日本共産党。この音量問題(わたしのなかでは立派な問題である)も同根ではなかろうか。「わかってくれる人に伝わればいい」「見たい人だけ見てくれればいい」という驕り。そんなつもりはないと信じているけれど。
もったいないよ。ほんとうにもったいない。

改善されるといいな。

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