物語を作る【着想】 | ひとりあるき

物語を作る【着想】

こんばんは! あなたのトリコ、あなたもトリコ、白鳥です。
昨日に続いて「物語を作る」、語っていきたいと思います。

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着想

〈名・自動サ変〉あるくふうや考えが浮かぶこと。また、そのくふうや考え。
〔類〕思いつき・アイデア・着意・発想

(三省堂「現代新国語辞典」より)

今回は「物語を作る」ためのものですので、いわゆる「ネタ」ですね。物語の核となる「ネタ」を、どのように出すか、というお話です。

どのように出すか‥‥と書きましたが、創作をするかたならおわかりでしょう。ひり出すばかりじゃないです。
そもそも「書こう!」となるほとんどの場合、ネタはできているのではないでしょうか。

 よくあるパターン
001 日常の出来事
002 ふと目にとまった・耳にした言葉からの連想
003 別の物語を書いていたら思いついた
004 突然ひらめいた

ざっくり分けてこんな感じでしょうか。
細かく見ていきます。

001 日常の出来事

日常。だれにでもあるものですね。
起きる。ごはんを食べる。着替える。学校なり仕事なりへ向かう。あるいは家事に取りかかる。勉強する、働く。ごはんを食べる‥‥という、日常です。
毎日なにかしら思うことがあるでしょう。いつも同じ毎日のようで、同じ日は一日としてないのですから。
・ささやかな発見、幸福
・ちょっとした事件、事故
・不満、疑問

不満、疑問は、いい種です。今まで当たり前だと思っていたことに、ふと疑問を抱いた。あるいは、ずっとおかしいと思っていたこと、など。そこを追及していくと、物語は生まれやすいです。

高校時代の恩師がよく仰ってました。
「ドラマとは葛藤だ、人と人とのぶつかり合いだ」と。不満や疑問は、ぶつかり合いを生みやすいのです。

002 ふと目にとまった・耳にした言葉からの連想

読書や音楽・映画鑑賞などでもアンテナはたためません。
・気になった言葉を調べたら予想外におもしろかった
・新聞や雑誌で目にした単語からの連想
・歌や曲の背景を調べたら物語が生まれた

わたしは歌が好きで、特に子どものころ習った童謡・唱歌などをよく歌います。当時は何気なく歌っていたそれらですが、今調べてみると、恐ろしい、あるいは悲しい背景があったりします。

「クラリネット壊しちゃった」の原曲は「たまねぎの歌」で、オーストリアには負けないぞっていう軍歌だった。
「グリーングリーン」は実は結構長くて、悲しい歌。
「アブラハムの子」は、本当は八人いる。じゃあなぜ七人と歌っているの?
などなど‥‥そういった発見や新たな疑問を発端に、どんどん調べていくわけです。アイデアざくざく出ますよ。

003 別の物語を書いていたら思いついた

プロット、書きますか? わたしは書きません。書けません‥‥ある程度の筋は考えておりますが、たいていキャラクターが好き勝手動いてしまいます。
でも物語の監督はわたしですから、好き勝手すぎる部分はカットします。
・なんとなしに書いた言葉が天才的だった
・キャラが動くままに展開すると横道に逸れるのでカットした
キャラクターが立つと、勝手に動いたりしませんか。しますよね。話の筋に沿っているなら問題ありませんが、横道に逸れそうならカットします。でもそれ、惜しいですよね。キャラ自ら動いて生まれたエピソードというのは、魅力的だったりします。
そして言葉ね。この物語あるいはこの章の主題はこれじゃない、これはとても魅力的なフレーズだけど、それだけに主題がぼやけてしまう! ってときはカットするしかない。でももったいないですよね。
新しい話の種になります。メモっておきましょう。

004 突然ひらめいた

天才じゃん?
なくはないですよ。わたしも稀にあります。

ほか「見た夢がおもしろかった」「つまらない作品を見て、自分だったらこうするのにと思った」「こういうキャラ/世界観が好きだからとにかく書いてみた」などなど、ネタの発掘地はたくさんあります。
ネタはない、でもどうしてもひり出さなくてはならないというとき、これまでの発掘地を探してみるのはいかがでしょうか。
あとは、それがおもしろいと気づけるかどうか。おもしろくできるかどうか。作者の腕にかかっています。

もうちょい書きたいけど長くなってきたので今日はここまで。

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