信念と覚悟 | ひびのあしあと

信念と覚悟

表現の自由、なんてみんな軽々しくいうけれど、その表現で傷ついた人にも自由という暴力をぶつけてしまう、ネット上ではそんな光景をよく見る。
自由とは「なにをしてもいい」という意味ではない。
だれかを傷つけてしまう可能性は常に念頭に置いておかねばならない。だけどどんな表現がだれを傷つけるのか、すべてを知ることはできない。
考えろ考えろ。人はどんなときに傷ついてしまうのか。よく見ろ観察しろ、人がどんな顔して暮らしているのか。表現者ならそれくらい当たり前だろう。
作品が批判される。当たり前だ。観客なんて好き勝手いうんだ。だけど目を背けるな、耳をふさぐな。結果ときちんと向かい合え。批判の取捨選択は作家の仕事だ。
これがいいんだという信念、どんな批判も受けるという覚悟。表現に必要なのはそれらじゃなかろうか。
「表現の自由だ」なんて批判者の口をふさいでいるうちは、表現なんかできねえよ。

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