物語を作る【展開】 | ひとりあるき

物語を作る【展開】

こんばんは! あなたのトリコ、あなたもトリコ、白鳥です。
本日二回目の記事「物語を作る」、語って参ります。

今回のテーマは「展開」です。

出したアイディアを広げていきます。
アイディアを種とすれば、根っこを伸ばすイメージですね。真下にぐぐっと伸ばすでもよし、浅く広げていくでもよし。根をしっかり張れば、あとで伸びるのが楽ってもんです。

でもガチガチに固める必要はありません。
なぜか。植え替えするかもしれないから。

ここで考えるのは大きくふたつ。

まずは書きたいシーン。こういうセリフを言わせたい、こういうシーンを書きたい。
「天使のいた屋上」でいえば、四のこれ。

 階段を降りきるとすぐ昇降口だ。靴を履き替えなくちゃならないけど、彼女はそのまま飛び出していった。薄暗い校舎内とは対照的に、外からは柔らかな、赤みを帯びた光が差し込んで、――シャッターを切る。
   〈中略〉
 ぴしゃりと。瞬間、しんと静まり返る。
 アルトなハスキーボイス。鋭い眼光。光を背にした彼女の姿は黒い人影にしか見えないのに。
 年下の、それも女の子の放つ威圧感ではない。でもそれはたしかに存在して、伸びる濃い影にすら含まれる。

ここ書きたかったんですよ。書きたいシーンが思いのほか早くに出てきてる! このあたりで、ヒロインはかっこいい女の子、と決まりますね。
でも正直、書きたいシーンがなくても物語を書き始めることはできます。

次に設定。キャラクターであったり、世界観であったり。
「天使のいた屋上」では、カワシロちゃんのキャラクターがここでほぼ決まりました。かっこいい女の子! かっこいい女の子書きたい!
そして、写メコンというアイディアから、文化祭、でも時期的にクリスマスパーティーかな、主催は学校ではなく生徒会、と繋げていきます。

こんなふうに、アイディアを展開していると新しいアイディアができますね。芋づる式ですよ。ウハウハですよ。
しかしここではまだそこまでがっつり作らなくていいです。もちろん作ってもいいのですが、たいていあとで変更します。あと出てきたアイディアすべてを使おうと思わないほうがいいです。
凝った設定は矛盾しやすいです。譲れない部分を除き、シンプルにしておいたほうが調整が楽。現在執筆中の「リックとマモノのエサのノラ」の初期設定は、マモノのフォルムと、マモノは三種類いる、マモノのエサはだれかの元気、本来はマモノ使いがエサをあげるけれど、ノラはなぜか――という程度でした。あとは書きながら考えた。

それでいいんです。だってまだ、お話そのものはまったくできていないんですから。

その物語に必要なルールというものはあります。それはプロットを立てる段、あるいは執筆中に出てきます。そういうとき、設定に書き足しましょう。もちろん、その設定によってすでに書いた部分に矛盾が出るときは修正が必要です。
「設定する」⇔「プロットを立てる」のあいだを往復します。何往復もします。こうして作品は強固に根付くのです。

でも書きたいシーンのことを忘れてはいけません。書きたいシーンと設定に矛盾が出てしまうこともあるかもしれない。どちらを取るか。これは、作者の課題です。

書きたいシーンと設定が矛盾したときは、分別して再利用します。再利用の機会がいつになるかはわからないけど、覚えておきます。
設定のほうはわりと再利用しやすいです。なにしろ設定ですから、それ単体で物語の土台になれる。でもシーンのほうはちょっと難しい。映える展開ってあるじゃないですか、せっかく温めたシチュエーションですよ、最高のタイミングで描きたいじゃないですか。
でもこれも案外無駄にならなくって、数年経って別の作品を書いているとき、ふとふさわしいタイミングが出てくるんですよ。

今だ! 今こそこのシーンを!

ってなります。もうね、楽しいよね! アドレナリンどばどばだよね!
芋づる式に出てきたアイディアをぜんぶ使うということは難しいです。でもアイディアを出したことはめったに無駄になりません。覚えておきましょう。あるいはメモを取っておきましょう。
それは別の作品の種です。

なんだか漠然としたきじになったな。
正直このへんって一番楽しいところで、日々息を吸うように、ナチュラルにやってるんですよね。改めて言葉にするのが難しいです。
・「設定する」⇔「プロットを立てる」
・書きたいシーンを忘れない。

これがすべての気がするなぁ。

次は芽を出す? いいえ、肥料‥‥資料を集めます。

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