魔術師マーリン1-1 | ひとりあるき

魔術師マーリン1-1

こんにちは! あなたのトリコ、あなたもトリコ、白鳥です。

全体の感想は前回まとめたので、これからは一話単位で書いていきます。
どこまで続く変わらないけどね(なにせ前科がある)

ネタバレ注意だよ!

シーズン1 エピソード1 運命の出会い

あらすじ
母のすすめに従いキャメロットへやって来た青年マーリン。祭りで賑わうキャメロットの城門をくぐったマーリンが目にしたのは、法を破って魔法を使った男の死刑執行と、王への復讐を宣言するその母親だった。
宮廷医師ガイアスの手伝いをすることになったマーリンは、持ち前の正義感から王子アーサーとトラブルを起こす。囚われのドラゴンはアーサーを永遠の王、マーリンを大いなる運命の持ち主と言うがマーリンは否定する。
そして宴の夜。歌姫に化けた魔女が、アーサーの命を狙う。

いや~ドキドキワクワクする導入ですね!

まずマーリンがね‥‥マーリンがいいやつすぎる。素直だし優しい。相手がだれであれ、とっさに人を助けてしまう人なんだよね。
これは全編通して変わらないところ。マーリンがもっと冷徹で計算高い人物なら、この物語はもっとHAPPYというか、古き良き勧善懲悪で終わっていたと思う。そうじゃなくて、あとで苦悩することになるとわかっていながら、目の前の命を守ることを優先してしまう人。
ただもちろん、攻撃してくる相手には容赦なく反撃する。だから今回の魔女にも反撃している。発端はウーサーだから魔女も被害者なんだけれど、まあ‥‥しょうがないね。
魔法使いへの冷酷な処罰に関してはモルガーナが訴えている。ウーサーは恫喝して黙らせるけれども。ウーサーの横暴ぶりがよくわかるね。

アーサーはねえ‥‥この回だけ見ると、すごいいやなやつ。でも最悪の出会いを果たし、散々けんかした相手を、「なにかはわからないがなにかある」とか言って認めちゃう。これがねえ‥‥初見ではわたし、わからなかった。
全部見てから見直すと、ここ、アーサーの本質を表していたんだなってわかる。
彼は傲慢だけれど、人と向き合うことに努めている。見る目があるかというとちょっと言い切れない、すぐ信じてしまうし、マーリンとは違うタイプの素直さ。最後まで変わらなかった部分。
でもこれがわかるのもぜんぶ見たからで、初見ではただのいやなやつだった。アーサーの命を救ったことでマーリンが従者に任命されたとき、二人していや~な顔をするんだよね。こいつかよみたいなさ。お互いにさ。
いや笑ったわ!
まさかねえ、散々けんかした相手とねえ! 王さま&父親の命令なら背けないし、そりゃあそんな顔するわ!
なにかあると認めたとはいえ、こんな関係になるとは思いもよらなかったろう。もう「次回どうなっちゃうんだろう?」って気になって仕方のない終わりかた。
だってこの回でドラゴンが予言しているわけですよ、アーサーが永遠の王になること、マーリンがいなければそれが叶わないこと。
なのにその二人がなんか仲悪い。どうやって仲良くなっていくの? ってさぁ、もう気にならないわけないじゃん!
あー次が楽しみ。もう見たのに。

最後にモルガーナ。シーズン1のモルガーナは慈愛と正義感に満ちた、美しくかっこいいお姫さまです。
ただ、ここってなんだろう。グウェンが「いずれ王妃になる方よ」って言っているんだけど、のちのちそれはあり得ないことがわかるんだよね。ウーサーがさせないでしょう。単なるミスか、あとになって設定を変えたのか。
あとグウェンが「わたしはお断り 相手がアーサーじゃ」って言ってる。ここからよく愛を勝ち得たものだ‥‥このころはまだアーサーにもその気はなかったわけだが。そしてモルガーナも、アーサーのことは嫌いとまではいかないけど好きではないかんじ。
シーズン1のモルガーナの感覚は、視聴者に近いものだと思う。この回でいえば、魔法を使ったからって、だれも傷つけていないのに死刑だなんて。祝宴に出る気分にはそりゃあなれないよ。こんなかんじかな。
アーサーですら真っ向からはぶつかれないのに、ウーサーのやり方に疑問を持ち、常に率直に意見をするのは彼女くらい。
口論の際、「暴虐は敵を増やすだけです」と訴えるんだけれども、ウーサーは聞かない。モルガーナはすごく悲しそうな顔をしている。
美しくかっこいいお姫さまなんだけど、終始どこか寂しそうなんだよね、シーズン1では。

キャメロットの命運を握るのはこの三人。こうして見るとそれぞれの立場を初回からきっちり描いていたんだなってわかりますね。
彼らがどう変わっていくのかに注目しながら、見直し&レビューしていきます。

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